病気の基礎知識

身近な病気についてドクターがご紹介します。

メタボリックシンドロームから動脈硬化へ

「メタボリックシンドローム」という概念が確立された目的は、動脈硬化による循環器病 (心筋梗塞、狭心症、脳梗塞、閉塞性動脈硬化症など)をいかに予防するかということです。 メタボリックシンドロームの状態が続くと、動脈硬化が進み、血管が細くなり、脳の血管がつまってしまうと脳梗塞、心臓の血管がつまってしまうと心筋梗塞をおこしてしまいます。 動脈硬化の判定には、脳に入る血管の手前5cmにある頚動脈の精密血管エコーで判定します。頚動脈に動脈硬化があれば、その先の脳の血管にも同様の動脈硬化があるとされています。

<内臓脂肪のCT >

<皮下脂肪のCT>

青色が皮下脂肪を表し、黄色のが内臓脂肪を表します。
同じ体型でも皮下脂肪より、内臓脂肪は健康へのリスクが高まります。

当クリニックでは「CTでの内臓脂肪測定」を行っています。
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